もっと早くに知りたかった練習方法。それは。。。
繰り返しミスタッチをする、というのは、体(指や手が)まちがった場所、距離、タイミングを覚えてしまった、という段階で起こります。
なんども、間違える、というのは、実は非常に危険な状態なんです。
ちょっと想像してください。
新しい場所(レストラン)に偶然、なんとなく入って、とっても美味しかった。(初めて正しく弾いてみる)
もう一度、行ってみる。
あれ?ここだと思ったのにな。(ミスタッチ)まあいいや、違うレストランに入る。
また行ってみる。あれ?(ミスタッチ)
また行ってみる。あれ? (ミスタッチ)
またまた行ってみる。あれ? (ミスタッチ)
今度こそ。っと思ってまた行ってみる?ええええ?あれええ? (ミスタッチ!!!)
もういやだ!!!なんでこんなに間違うの? (多分練習がたりないんだろうと思ってやめる)
正しく弾けた1回 vs. ミスタッチ5回。。。
『間違う』という経験を、『正しい』経験の5倍しているわけです。
普段の生活で、以前に行ったレストランを探すために、5回もトライする人って、あまりいないでしょう。1−2回目で思い出せなかったら、誰かに聞く、インターネットで調べる。間違った場所の近所で、周りの人に聞いてみる。など色々と、探すためにやってみると思います。
つまり、また間違いをしないにはどうしたらいいか、を考え、行動を取っているのです。←ここポイント!
ピアノの場合はどうでしょう。
また、間違えた、(1)
うわ、またやってしまった。。。
ここよく間違えるんだよなあ。
次は、やるぞ!
もう一回、(2)あれ?もう一回。(3)
えええ?めっちゃむづかしい。
えい!(4)
えい!(5)
えい!(6)
ああ。やっとできた!(1)
さ。次いこ!
ーが、多いパターンではないでしょうか。
ここでみると、
正しく弾けた回数 1vs ミスタッチの回数 6
なんです。。。ちょっと恐ろしいですよね。反復練習という言葉があるぐらいですから、体は回数をこなすほど、その通り、覚えていきます。
この場合だと、確実に、間違った音を覚えていくのです。
では、今日のお題。
練習中、ミスタッチをしたら、まず一旦完全停止しよう。
そして、とまってからどうするのか、何回もミスタッチを繰り返さないにはどうするのか。これは次回に。あまりの効果にびっくりすると思います。お楽しみに。
Happy Practicing!