ミスタッチ バイバ〜イ!

正確に弾くためには指先感覚が大切

この”指先感覚“と、仲良くなるためにとっておきの方法を紹介します!

その名も

全指参加

です。

全指参加ってなに?

ピアノの鍵盤に手を置いている時、(特に指先感覚トレーニング中は)全ての指がどこにあるか、いつも意識しているという状態です。5本の指先がに触れているか、どんな状態かに意識を向けてあげてください。

単音のメロディでは、音を弾いている指、プラス、その瞬間使っていない他の指にも、意識を向けるということです。

鍵盤で試してみよう

右手1の指で、ドの音を弾いています。この状態で、一緒にチェックしてみましょう。

この時、2の指はなにを触っていますか。3のゆびはどうでしょう?白鍵?黒鍵?何の音を触っていますか?黒鍵の再度の部分をに触れていますか?4は?5は?

目をつむると感覚は変わりますか?

手はリラックスしていますか?

(あなたは自然に呼吸をしていますか?)

ハイレベルな全指参加にチャレンジ

このそれぞれの指の感覚を、5本全部一緒に ”せーの“で、一瞬で感じることはできますか?バラバラに、一本ずつではなく。

(あなたは自然に呼吸をしていますか?)

せーのでやってみて、変化はあるかな?

手が緊張したかもしれません。ピクッと指が動きましたか?

もう一度リラックスしたまま。指先からの返事を待つような気持ちで、5本の指先の状態を感じてみましょう。返事を待つ、返事をもらう、返事を聞く、指先に情報を教えてもらうような感覚です。

どれか感じにくい指はありますか?あれば、もう少し、その指に意識を向けてあげることは、できますか?できたら、それはもうすでに大きな上達! さっきより指先と繋がれた感覚を味わってください。

目をつむると、やりやすいかもしれません。

ここで終わっても大丈夫。もう少し進んでみたい人は次へ。。。

全指参加で弾いてみよう

このまま、ドレミファソ、(指づかいは1、2、3、4、5)と弾いてみましょう。弾いている間中、ずーっとぴったり、全ての指先の位置に、意識を向けることはできますか?触り具合は変わりましたか?鍵盤から浮きましたか、それとも、近づいたかな? 緊張している指はあるかな?もしあったら、すっと、ゆるめてあげましょう。

では、右手全体を移動させ、1の指をミのフラットに持っていきましょう。今度は音を鳴らさず、鍵盤の上にゆったり置いているだけです。1の指、さっきと比べて感覚は、違いますか?安定感はどうかな?2、3、4、5、の指はどうですか。違う音を触っていますか。浮き具合はどうかな。

この手の場所を変えずに好きな音を一音ずつ、弾いてみましょう。

ゆっくりゆっくり。全指先に感覚をのこしたまま。弾いている指も、弾いていない指も。みんな、違う音を弾くたびに、微妙に動いていて、協力し合っているはずです。常に常に、全部の指先の感覚、触覚が変化するのを味わってみましょう。

慣れたら、自分が好きなメロディを、ゆっくり、スローに、このやりかたを試してみてください。それできたら、今練習中の曲を。次は、むづかしくて困っているところを。

ゆっくり。スローに。味わってトライしてみてください。

指先と対話する?

プロセスを書いてみると、とても細かい。でも、これを自分の指先と対話する感じで、つづけていくと、必ず、感覚が鋭くなってきます。

自分の体の感覚とつながって、スローに練習する。

2の指は今どんな状態かな?

5の指は、なにに触れているかな?

五本まとめて、全ての指先を一瞬で感じられるかな?

質問をして、指先に答えてもらってください。このあなたと指先のコミュニケーションが、ミスタッチを減らすことはもちろん、先生からでなく、あなただけの表現豊かな演奏につながっていくのです。

指先に聞いて、指先に答えを教えてもらう。ね、なんとなくいいでしょう?

まだまだつづきます。

今日のお持ち帰り
指先感覚とお近づきになろう
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