これさえすれば。よく響く音でメロディーを弾くために。歌うように、滑らかに。
美しくよく響く、プツプツ切れず、ゆったり、と美しいメロディーを弾く。
これはみんなの憧れです。
自分で色々試したけど、なんともうまく弾けない。表情のつけ方がわからない人だけ、読み続けてください。効果は絶大です。
なめらかに弾くために。
よく響く美しい音で、ゆったりとなめらかにメロディーを弾くには、外せないポイントがあります。
- 脱力していること (Body)
- 一つ一つの打鍵の、入口と出口で体の動きを止めないことー常に動いていること。(Body)
- ***を考えること。(Mind)
脱力して弾く
脱力に関しては、ここ数年、やっと日本でも、ピアノ先生達が注目するようになってきました。
体の構造と、動きの原理を知って、ガチガチに固めず、リラックスして弾く、ということですね。日本のピアノ教育もずいぶん変わりました。すでに、たくさんの先生が勉強されて、広がってきているコンセプトです。
これは基本中の基本です。
ネット上や書籍でもたくさんの情報があるので、参考にされてください。
常に動いていること
ここからは、私独自の方法です。自分や生徒さんがうまく行った時に、何が成功原因なのか、調べた結果です。
ポイントは
打鍵の入口と出口で、体の動きを止めないこと。
説明します。まず言葉の意味のチェック。
打鍵ーピアノのキーを下げる動作
入口ー打鍵をする直前
出口ー打鍵をした直後
この二つのタイミング、直後、直前、は、滑らかに弾く上で非常に大切なポイントなのです。
音から音へ、つなげてなめらかに弾くには、
打鍵の瞬間でなく、
打鍵の直前と直後の動きと
意識の使い方が、
とても大事なんです。
- どうやって、体を打鍵する位置に動かしていくのか(直前)
- どうやって、打鍵が終わった後、次に動いていくのか(直後)
人によって、受け取りかたが違うでしょう。色々な言い方ができます。
- 2つの音の間
- 音から音への間
- 次の音に進むまでの間
- 打鍵への入り方と出方
なども同じ意味です。
このポイントに気づいていない先生や、生徒さんはとても多いように思います。
- 打鍵の直前に、静止しないこと。それまでの体の流れ、動きの、延長で打鍵に入ること。
- 打鍵が終わったら、鍵盤の底で、脱力したまま動きを止めないこと。続けて、次の音へ、少しの静止状態もなく、動き続けて進むこと。
音の間に寄り添ってみよう
体の動きに、
常に
意識を寄り添えて、
音と音の間、
次の音が出る直前を
よお〜く聞くことで、
誰でも滑らかに、
美しいメロディが弾けるんです。
次回はこれを動画で実際に説明したいと思います。
今日のお持ち帰り
大事なのは、直前直後。