先日 テネシー州にあるカールソンニューマン大学に招かれて公開レッス ンをおこなってきました。 ショパンの子犬のワルツをもっと美しく軽やかに弾きたいという希 望をもっている生徒さんでした。 提案させてもらったポイントは二つです。
1。指先の面積ー指先の使用面積を変えてみよう(小さくすること)
この曲の冒頭部分に leggiero とかいてあります。軽やかに優美に、ということですよね。 実際に皆さんが演奏するとき、一体何を変えて、 軽やかに優美に、という結果を出していますか。 重くてモタモタとした感じになってしまう場合、 指先がたくさん鍵盤と触れている場合があります。 鉛筆の先などでちょんと指先を触れたくらいの、 ごま一粒くらいの面積をまず意識して、 その部分だけでひくようにしてみてください。 手首は必ず柔らかく保ったままです。(ここ重要!体を固めると、音まで硬くなっちゃいます。)びっくりするくらい簡単に軽やかになりますよ。
親指の場合は爪側面の、やはりごま一粒を意識して、寝かせず、 45度くらいに立たせて弾いてみてくださいね。
二つ目のポイントは最初のフレーズを手首の動きを使って、 ふわっと、軽やかにひく方法です。こちらは次回に。 試したみた感想などぜひ教えてくださいね。